景福宮横の西村側にあるボアンヤッガン(保安旅館)は併合時代から残る日本式の建物で、今は文化&芸術ギャラリーとして使われています。レトロな外見に引きつけられ、中に入るとギャラリーの空間が広がります。隣にあるカフェ「日常茶飯事」&ゲストハウス等の財団がここのギャラリーも運営しています。よく見れば、二階がカフェ建物とホアン旅館が繋がっています。
旅館として使われていた名残か、細い廊下を挟んで、ドアが並びます。内装も昔の様子をそのまま活かして、日本人には懐かしい雰囲気がする空間
期間によって、ギャラリーのテーマが変わります。私が訪れた時は、テーマは「米」。入場無料。稲穂が旅館の部屋で様々な形態で展示されてます。
2階へ続く階段を上っていきます
天井の梁に棟札を見つけました。日本語で日付や施主の名前、棟梁(業者)の名前などを記してます。昭和17年5月5日午前10時に上棟式があり、家主は韓国の方で、漢字が読み取れません
木で建てられた建物は、日本の建築様式。昔おばあちゃんの家がこんな雰囲気でした。
壁は取り除いてある箇所もあります。古く傷んだ部分もアートとしてとらえている処はやはり韓国的センスでしょうか。なるほど~と感心。古さやダメージ感も上手く取り入れているカフェも最近ソウルでは流行しています
このギャラリーでは食物関係のテーマを扱っているのをよく見ます。外にはオーガニック食料やピクルス等の商品を週末だけ農家さんや製造者さん達が売り出しにきてました。屋台は沢山見ますが、バザー風のスタンドはソウルで珍しい感じがします
建物がレトロなので、今と昔のコントラスが素晴らしく、面白い文化空間です。展示物や運営時間帯が変化しますが、西村を散歩する機会があれば、覗いてみるのもオススメです。ただし、展示内容や営業時間は変わります。
ボアン旅館
行き方:地下鉄3号線景福宮(キョンボックン)駅
ソウル市 鍾路区 通義洞 2-1, 1F
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