ソウルの人気観光スポット三清洞がある北村。北村は王宮の隣に位置し、両班が住んでいた場所で、今では韓国伝統家屋が残る保存地区。大きな建物が建てられないので、この地区は伝統家屋(韓屋)を改装した宿泊施設のゲストハウス的な処が点在しています。ゲストハウスはトイレ等をシェアするので、苦手かも~と思っていましたが、一軒家を丸ごと借りれる所がありました。韓屋ステイができるゴイ(goi)に滞在してみました。いつもシティーホテルでの宿泊を楽しんでいますが、今回はどっぷりと韓国生活に浸ってみようと、韓屋宿泊を体験しました
立地は抜群。北村の生活空間の真ん中にあります。相変わらず観光客は沢山いる場所なんですが、一本路地に入ったところにあり、全く雑音が聞こえません。北村住民の生活の音とかが普通に聞こえます。というか、家が結構隣接しているし、路地も狭いので、聞こえ過ぎるくらいです。
車も入れない路地裏の奥へ進むと、ゴイがあります。チェックイン当日にメールで玄関入り口の暗証番号のお知らせ届きます(英語)。14時チェックイン、翌日11時にチェックアウト
家の入り口はなく、縁側を上がってから中に入ります。玄関がなくて、中庭の縁側のようなところから、靴を脱いで中へ。入るといきなりキッチンがあります。
3畳ほどのキッチンですが、お皿や鍋など料理が簡単にできます。調味料はないので、自分で用意しないといけません。電子レンジやポットもあります。とはいっても、近郊には食べる所が沢山あるんで、料理しませんでした。でも、近くのスーパーで買ってきたお酒など飲みながらおしゃべりをしながら夜を過ごしましたリビング。間接照明で二人掛けのソファーがあり、夜なんかムード満点
天井はやはり高いですエアコンがあるので、快適に過ごせます。ブルートゥースのステレオもあります
寝床は二人用。予め布団が敷いてあります。寝心地は良かったです
洗面所
水洗トイレで普通のお手洗いですが、シャワーが・・・ない!と思いきや、シャワーのみ見つけました。この狭いトイレの中でシャワーを済ませなければいけません。泊まったのは10月なので良かったのですが、これが冬だとちょっとこの狭い場所でのシャワーは辛いかも知れません。まあ、夜はチムジルバン(韓国版銭湯)に行くという手がありますね この地域の家屋は隣接しているので、うるさい音を出すことができません。実はここにもテレビは置いていません
終始無人の宿で、全てメールのやり取りです。でも全く気を遣わずに簡単。家自体は小さいですが、モダンな韓屋に異文化体験を少し味わえます。それは、今風に改良しているとはいえ、昔の家の不便さも少し感じますが、それも体験の1つかなと思い味わい深いものです。一番好きだったのは、この宿への行き帰りは北村ならではの狭い路地を歩いてる時!この狭い路地は日本にはなくて、韓屋の合間をすり抜けるような路地は日本では体験できないものでした。
日本のような独特な旅宿がない韓国にも、新しいスタイルの宿泊所が少しずつ増えています。こういった場所をこれからも探して新しい韓国旅を楽しみたいと思わせる滞在になりました。韓屋の建築様式について気が付いたこともレポートしてます⇒コチラ
ゴイ(goi)
ソウル市鍾路区キフェ洞51-1
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